Sonyのカメラを手にする前、実はこのレンズが使いたくてEマウントが気になっていました。というのも昔使っていたSonyのRX-1の独特の色味が忘れられず、SonyとZEISSのレンズの組み合わせであればもう一度あの光景が見られるのではないか? と思いこの組み合わせになった次第です。55mmで寄れないので使い勝手抜群とは言えないですが、この小ささから繰り出される絵としては文句がないです。
冒頭からいきなり話し始めてしまいましたが、外観と作例を見ていきましょう。
ゴーストやっていきましょう!
外観




筐体は至ってシンプル。フォーカスリングしかなくThe円柱といった感じです。ワンポイントのZEISSのロゴが映えますね。
花形フードは結構巨大なバヨネット式です。レンズが小さいのにフードが大きくなってしまっているのが賛否両論な気がします。個人的には大きすぎますかね。
ギャラリー


秋葉原ノーガホテルのレストラン「PIZZERIA & BAR NOHGA」。こちらのコース料理のメインの白身魚です。(肉と選べます。) 年齢とともに肉より魚の方が美味しさを感じてきました。(魚の肉と言えばそれまでですが) 魚の汁感とソースに浮かんだ油の感じがリアルに再現出来ています。

ラーメンで有名な花月嵐のピッチャーの水です。氷のほわんとした感じが良さそうで何故か撮影しましたが、光の階調がきれいに出ているなと思いますね。水が美味しい飲食店は総じて料理も美味しい傾向にあります。

東京ビッグサイト内部での撮影。窓枠の影が良い感じに色収差が出ている例として採用しました。少し絞り込むと色収差は無くなりますが意図的に活かした写真を撮ってみるのも面白いと思います。

ポートレートの代わりにドールに被写体になってもらいました。室内撮影しておりますが少し後ろの背景が強力にボケることで被写体に自然と視線が誘導されます。ボケ自体にも結構色収差は乗る傾向にありますね。


光沢感の例として新宿に止まっていたバスを撮影。金属感が伝わるのと、手前のボケの感じが分かります。前ボケは独特なざわつきを感じますね。

池袋グランドシネマサンシャインのロビーにある多面体のようなものです。独特の光り方をしていたので撮影してみました。

新宿のTeslaのロゴが手すりから見えたので枠のように収めてみました。前ボケの参考になると思います。

金属光沢を撮影。LeicaQ Typ116の見た目が非常に好きです。たまたまご縁がありシルバーグレーの上海エディションを入手する事ができました。光源はBenQのScreen BarのLEDが細かく配置されているものですが、その影の細かい落ち方も読み取れます。
暗所

ランタン祭りです。こちらもカラフルなランタンがありつつも、見に来ている方が黒つぶれせずにディテールが残されています。作例としてのちょうど良さを感じます。

おそらく東京ビッグサイトに向かうまでの道の夕焼けです。オレンジから空の青へのなだらかな階調が良い感じです。突き詰めると私は階調を味わうために写真を撮っているのかもしれません。
まとめ
2026年現在、発売から13年が経過してもなお根強い人気を誇っているSEL55F18Zを紹介しました。現代のレンズは色収差等を工学的に抑えるために巨大化している傾向にあるので、収差を許容しながらも小型軽量に仕上げている比較的古いレンズも趣があって楽しいですね。
1本持っておくと表現の幅が広がると思います。
ゴースト独特のコントラストとボケ感を楽しんでみて下さい!


