長財布、折りたたみ財布、その他財布等様々財布がありますね。
今回は、筆者の求める財布をようやく発見できたので購入してみました。参考にしていただければ幸いです。
この財布のスペックなどかなり詳しい事は以下記事の「機能的な財布あります」さんが紹介しているので御覧ください。
エムピウ ミッレフォッリエ 1000日間の使用レビュー。コンパクトでオールインワンの機能的な財布 | 機能的な財布あります
使いはじめの初期状態の感想をここでは書き連ねていこうと思います。
筆者が求める究極の財布の条件
- 長財布より小さく、折りたたみ財布より小さいが、使い勝手を損なわないこと
- 質感の高いレザーが用いられていること
- 縫製が良いこと
- 自立すること
- 厚みが抑えられていること
- コバの塗料はがれを極力気にしなくて良いこと
- ポケットに入れて運用しても、変形する箇所が極力少ないこと
- 持ち替えせずに多くの箇所の出し入れが可能なこと
ひとまずこんな所でしょうか。④の自立すること は意外とマニアックですが、テーブルやとりあえず置いておく時に、レザー面を置きたくないからです。
それに伴ってコバの耐久性が重要になってきます。
⑧についてはコインを取り出す、財布を取り出す、カードを取り出す、で財布を持ち帰るのは煩雑なため、開いた角度のままおおよそ全機能にアクセスできればベストである、と筆者は思います。
おおよそ全て満たしているのがエムピウのミッレフォッリエになります。
エムピウ ミッレフォッリエとは
エムピウ(m+)
エムピウについて
ポケットの小銭が音を立ててふと思った。
もっと気持ちよく小銭を持ち歩けないだろうか。
たとえば手触りのよい一枚の革で包み込む。
しかも中身を取り出しやすく、使えば使うほど愛着がわく。
そんないれものがあったら…。こうして2001年、村上雄一郎の革製品ブランド m+[エムピウ]が誕生しました。
村上の m にプラスをつけたのは「作り手+誰か」によって、ものが完成するから。年月を重ねて、m+のアイテムは広がりましたが、ブランド名にこめた思いは変わりません。自然が育む天然素材、信頼できる職人、そして使い手の一人一人が関わりながら、m+の革製品は生まれてきます。
引用元: https://m-piu.com/
約20年前から存在していて、機能性も良いのに今の今まで知らなかった & 使用している人を見たことがないことに驚きを感じます。
ミッレフォッリエ(Millefoglie)
「Millefoglie(ミッレフォッリエ)」とは、「1000の紙葉」という意味。折り重ねた革を一枚革で巻きとめた形から、この名前がつけられました。
外観
箱
箱です。中央にm+(エムピウと読みます)と刻印されています。
蓋を開けて開封すると、正規品証明書が封入されていました。非常に丁寧で好感が持てます。
本体
ついに登場しました。ミッレフォッリエ本体になります。同一の計上で様々な種類の色、レザーが存在しているようです。
筆者は、デフォルトモデルは基本的にミネルバ・リスシオという革が使用されているようです。
筆者はより柔らかい感触を求めて、「クロムエクセルレザー」の限定モデルを購入しました。
かの有名なコードバンを作っているHorween社の物のようです。
側面に2つある真鍮の突起は、財布を閉じておく突起になっています。
注意点として、ホック部分の上部に切り込みがありますが、これは着脱しやすいように予め施されている加工になります。某通販で初期状態で裂けているとのレビューがありましたが勘違いのなきように。
側面
卵焼きのようにロールされていますね。
側面のコバはニス塗りのみのようで、革と同系色の塗料が塗られていない仕様のようです。
ここは意見が分かれるところかと思いますが、筆者の経験則でコバは必ず剥がれてきます。
ならば潔く透明なニスのみで補強しておくのも、使い込んだ時の見た目が劣化せずにこれはこれでメリットがあると考えています。
開いていく
ホックを外して開いてみます。
比較的柔らかいレザーなのでホックの着脱は苦ではないですね。かつすぐに外れるわけでは無さそう。
ここの耐久性については経過観察して行きたいと思います。
右面に一枚カードが入るポケットと、左面が5枚 x 3ポケットほどカードが入るポケットがあります。
左面のポケットを見てみるとこのようになっています。
マチの部分で厚みが出ているようなので、使用していくと更に薄くなっていくと考えられますね。
右のカードポケットも非常にしなやかです。縫製もガタがなく仕上がりの美しさが際立ちます。
ロゴ
ホックを止める箇所に本財布のブランド m+(エムピウと読みます)が刻印されています。
ロゴを主張しすぎない財布は質感で語りかけてくる傾向があるので、筆者の好みです。
小銭入れ
小銭入れはどこにあるのかというと、カードボックスを立ち上げると出現します。
小銭の見通しが非常に良いため、一般的な財布の小銭入れ部分でよくある奥の小銭を探す行為、がなくなりました。
小銭入れ部分を横から見てみます。
開くと四方が立体的に立ち上がって箱のようになるのが見えるかと思います。15~20枚くらいまで入りますが入れすぎは禁物です。
秀逸ポイントとして、どのように閉じてもボタンがパチっとハマるため、本当によくデザインされている事が分かります。
1週間使用してみた感想
良い点だけを上げると不自然なので、がんばって不満点も合わせて挙げてみました
不満点
- 使い始めなので、札の取り出しは容易だが受け取った札を差し込むのに少々手間取る (慣れと革の馴染みで解消するかと思います)
- 欲を言うなら内側面にも何かしらレザーを貼ってほしかった (逆に経年劣化が見えにくくなるので一概に悪いかというとそうでも内容に思えます)
- 使い初めの状態だと、わずかに厚みを感じる (が、内容量を考えるとやはり薄い)
- 貰った領収書を即座にしまう事ができない (これは長財布を使っていて比較的挿入が容易だったため、慣れていないだけだと思います)
- 引っかき傷で容易に傷がつく (が、これはクロムエクセルレザーの仕様である)
満足点
- 小銭の視認性がとてもよい
- 札を数えて取り出すのが容易
- デフォルトのレザーモデルは安価であるため、人におすすめしやすい
- クロムエクセルレザーの色が鮮やかすぎなくて落ち着きを感じる
- スーツ等の服装でなければ基本的にポケットに入れておいてもそこまでシルエットは崩れない
- 立てて置いておけるのが本当に便利 (筆者のみかもしれませんが)
- 札を抑えている箇所のカードポケットにいつも使用するカードを入れているため、即座に渡す事ができる
- かほりがとってもよい (よい)
- 所有欲を満たせる (重要)
1年半使ってみた感想
- ホックがゆるくなる等はまったくない
- エイジングが進み、革の色はわかりやすく言うと煮詰めた昆布みたいな感じになる
- キャッシュレス化も進んでいるため、同社のストラッチョが欲しくなってきた
- 1年半前にも言っていますが、立てておけるのが非常に便利
クリームはコロニルの1909を使用しています。
まとめ
クロムエクセルレザー版のミッレフォッリエを購入してみた回でした。1ヶ月、3ヶ月等節目で感想とレザーの経年劣化具合を追記してみたいと思います。
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