ノートPCのスペックが厳しくなってきたので、自作PCを組む事にしました。
RyzenのCPUで組むので、当時の最上位のZ570チップを使用したマザーボードにしようとしていましたが、友人からまもなく廉価版のB550チップを使用したモデルが出るので待て。とのことで今回「ASRock B550 Steel Legend」を購入しました。
同Steel LegendのZ570との差分も合わせて見ていきましょう。
ちなみに超詳細な事はやかもちさんのブログに書いてあります(すごい)ので本記事に見切りをつけた方は移動しましょう
外観
外箱はなかなかにかっこいいです、白とグレーの迷彩柄で個人的には好み。
開封すると、開口一番ピン折れ保証規定の紙が出現しました
外箱を開封するともう一つ箱が出てきます、ASRockロゴのみが入ったとてもシンプルなデザイン。
こちらを開封すると、静電気防止のビニールにはいったマザーボードが姿を現します。
マザーボードを一旦どかすと、説明書やらシールやらいろいろと出てきます。
特に並べていないけど整列している。
内容物はこんな感じ
シール確認用、Do Not Touchは実用性がありそう
それではマザーボードの各所を見ていきましょう
M.2 SSD & B550チップセット用ヒートシンク部
立体的な刻印の品質が非常に高くて格好良いです。ちなみにSteel Legendと書かれている部分は光ります。
- ヒートシンク上部にメモリスロット x4
- ヒートシンク右部にSATAコネクタ x6
- ヒートシンク左部にM.2 WiFi用端子 x1
- M.2WiFi端子の下にPCIe 3.0×4 x1
オーディオ部
Premium Audio Packages
- Realtek ALC 1220 Codec
- Supports Surge Protection
- PCB Isolate Shielding
- Impedance Sensing on Rear Out port
- Individual PCB Layers for R/L Audio Channel
- Nahimic Audio
PCIe 4.0×16
PCie4.0コネクタには、15μのゴールドコンタクトを用いているようです。
またコネクタ周囲が金属で囲われており、近年巨大重量化するグラボ接続時の歪み耐性があるとか。
上部のM.2スロットは、最新で高速に読み書きできるPCIe 4.0に対応しています。
空きのM.2 WiFiスロット
スロットが設けられているので、自分でWiFi/Bluetoothのネットワークカードを購入して取り付けることでWiFI、Bluetoothが使用できるようになります。
実際に増設して動くところまで確認できているので、気になる方は以下を参考にして下さい
各種I/Oポート部
デフォルトでパネルもついており、ここも迷彩柄になっています。
SPDIFと書かれた左の2つの穴は、M.2 WiFIカード増設時に同軸コネクタを生やせるように用意されています。
[後部出入力ポート一覧]
– 2 x アンテナ Mounting Points
– 1 x PS/2 マウス/キーボード ポート
– 1 x HDMI ポート
– 1 x DisplayPort 1.4
– 1 x SPDIF 光出力コネクタ ポート
– 1 x USB 3.2 Gen2 Type-A ポート (10 Gb/s) (静電気放電 (ESD) 保護に対応)
– 1 x USB 3.2 Gen2 Type-C ポート (10 Gb/s) (静電気放電 (ESD) 保護に対応)
– 2 x USB 3.2 Gen1 ポート (静電気放電 (ESD) 保護に対応)
– 4 x USB 2.0 ポート (静電気放電 (ESD) 保護に対応)*
– 1 x RJ-45 エリアネットワークポートおよび LED インジケータ (アクティビティ/リンク LED と速度 LED)
– HD オーディオジャック: リアスピーカ / ミドルスピーカ / 低音スピーカ / サウンド入力 / フロントスピーカ / マイクロフォン (ゴールドオーディオジャック)
ほとんど内蔵グラフィック機能が搭載されていないRyzenシリーズの場合、映像出力端子はほとんど飾りになってしまいそう。(CPU単体でグラフィック機能を備えたシリーズもあるにはあります)
AM4 ソケット部
AM4ソケット上下にCPUクーラー用のプラスチックがついていますが、意外とこちらを使用するタイプのクーラーもあるので別なCPUクーラー用の台座をつけたときに捨てないようにしましょう。
スペック
[blogcard url=”https://www.asrock.com/MB/AMD/B550%20Steel%20Legend/index.jp.asp#Specification”]
上記から引用したものが以下になります。
-
- オリジナル機能ASRock USB 3.2 Gen2
– ASRock USB 3.2 Gen2 Type-A ポート (10 Gb/s)
– ASRock USB 3.2 Gen2 Type-C ポート (10 Gb/s)
ASRock スーパーアロイ
– XXL アルミニウム合金製ヒートシンク
– プレミアム 60A パワーチョーク
– 50A Dr.MOS
– プレミアムメモリ合金チョーク (鉄粉製チョークと比較して、コア損失を70%低減します)
– ニチコン製 12K ブラックコンデンサ (日本製高品質の高導電性固体コンデンサ)
– I/O の武装
– マットブラック PCB
– 高密度ガラス繊維 PCB
– 2oz コパー製 PCB
2.5G LAN
ASRock スチール製スロット Gen4
ASRock フルカバー M.2 ヒートシンク
ASRock Hyper M.2 (PCIe Gen4x4)
ASRock ウルトラ USB パワー
ASRock 完全スパイク保護 (あらゆる USB、オーディオ、LAN ポート向け)
ASRock ライブ更新と APP ショップ - CPU– 第 3 世代 AMD AM4 Ryzen™ / 将来の AMD Ryzen™ プロセッサーに対応*
– デジタル電源
– 14 電源フェーズ設計*AMD Ryzen™5 3400GおよびAMD Ryzen™3 3200Gとは互換性がありません。 - チップセット– AMD B550
- メモリー– デュアルチャネル DDR4 メモリテクノロジー
– 4 x DDR4 DIMM スロット
– AMD Ryzen シリーズ CPU (Matisse) は、DDR4 4733+(OC) / 4666(OC) / 4600(OC) / 4533(OC) / 4466(OC) / 4400(OC) / 4333(OC) / 4266(OC) / 4200(OC) / 4133(OC) / 4000(OC) / 3866(OC) / 3800(OC) / 3733(OC) / 3600(OC) / 3466(OC) / 3200 / 2933 / 2667 / 2400 / 2133 (ECC 対応および ECC 非対応)、アンバッファード・メモリに対応*
– AMD Ryzen シリーズ APU support DDR4 4733+(OC) / 4666(OC) / 4600(OC) / 4533(OC) / 4466(OC) / 4400(OC) / 4333(OC) / 4266(OC) / 4200(OC) / 4133(OC) / 4000(OC) / 3866(OC) / 3800(OC) / 3733(OC) / 3600(OC) / 3466(OC) / 3200 / 2933 / 2667 / 2400 / 2133 (ECC 対応および ECC 非対応)、アンバッファード・メモリに対応*
– システムメモリの最大容量: 128GB**
– Extreme Memory Profile(XMP)メモリモジュールをサポート
– DIMM スロット内に 15μ ゴールドコンタクトを採用*Ryzen シリーズ CPU (Matisse):
Ryzen シリーズ APU:
SR: シングルランクDIMM、DIMMモジュールラベル上の1Rx4または1Rx8 x=1 または 2
DR: デュアルランク DIMM、2Rx4 または DIMM モジュールラベルでは 2Rx8**OS 上の理由により Windows® 32-bit では使用メモリが 4GB 未満となります。Windows® 64-bit で 64-bit の CPU をする場合、この制限はありません。 - BIOS– GUI でサポートされた 256Mb AMI UEFI Legal BIOS
– 「即時使用PnP」対応
– ACPI 5.1 ウェークアップ機能対応
– ノージャンパー対応
– SMBIOS 2.3 対応
– CPU, CPU VDDCR_SOC, DRAM, VPPM, VTT_DDR Offset, CPU VDD 1.8 電圧マルチ調整 - 内蔵グラフィック– Ryzen シリーズ APU に AMD Radeon™ Vega シリーズグラフィックスを統合*
– DirectX 12, Pixel Shader 5.0
– 共有メモリデフォルト 2GB。最大共有メモリは最大 16GB に対応。.**
– デュアルグラフィックス出力: HDMI、DisplayPort 1.4 コネクタは独立したディスプレイコントローラーです
– HDMI 2.1 に対応、最大解像度 4K x 2K (4096×2160) @ 60Hz
– 最大以下の解像度で DisplayPort 1.4 入力をサポートします 5K (5120×2880)@120Hz
– Auto Lip Sync、Deep Color (12bpc)、xvYCC、HBR (High Bit Rate Audio)、HDMI 2.1 をサポート (HDMI モニターが必要)
– HDMI 2.1 で HDR (ハイダイナミックレンジ) に対応
– HDCP 2.3 機能、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4 ポート対応
– 4K Ultra HD (UHD) 使用、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4 ポート対応
– Microsoft® PlayReady*実際のサポートは CPU によって異なることがあります
**最大共有メモリが 16 GB の場合は、32 GB のシステムメモリがインストールされていなければなりません.
- オーディオ– 7.1 チャネル HD Audio およびコンテンツ保護機能 (Realtek ALC1220 オーディオコーデック)
– Premium Blu-ray 音質対応
– サージ保護に対応
– SN 比 120dB の DAC (差動アンプ搭載)
– 前面オーディオコネクタ用 NE5532 プレミアムヘッドセットアンプ (最大 600 Ohms のヘッドセットに対応)
– ピュア電源入力
– ダイレクトドライブテクノロジー
– PCB 絶縁シールド
– リア出力ポート上でのインピーダンスセンシング
– 左右のオーディオチャンネル用の個別の PCB レイヤー
– ゴールドオーディオジャック
– 15μ ゴールドオーディオコネクタ
– Nahimic Audio - ネットワーク– 2.5 ギガビット LAN 10/100/1000/2500 Mb/s
– Dragon RTL8125BG
– Dragon 2.5G LAN ソフトウェア
– スマート自動調整帯幅制御
– 使いやすいビジュアル UI
– ビジュアルネットワーク使用率統計
– ゲーム、ブラウザ、ストリーミングモード向けの最適化されたデフォルト設定
– ユーザーカスタマイズ優先順位制御
– インターネットウェークアップ (Wake-On-LAN) 対応
– 雷/静電気放電 (ESD) 保護に対応
– エネルギー高効率イーサネット 802.3az に対応
– PXE 対応
- 拡張スロットAMD Ryzen シリーズ CPU (Matisse)
– 2 x PCI Express x16 スロット (PCIE1: Gen4x16 モード; PCIE3: Gen3 x4 モード)*
AMD Ryzen シリーズ APU
– 2 x PCI Express x16 スロット (PCIE1: Gen3x16 モード; PCIE3: Gen3 x4 モード)*
– 2 x PCI Express 3.0 x1 スロット
– AMD Quad CrossFireX™、CrossFireX™ 対応
– 1 x M.2 ソケット (Key E), タイプ 2230 WiFi/BT モジュールに対応
– VGA PCIe スロットに 15μ ゴールドコンタクトを採用 (PCIE1)*起動ディスクとして NVMe SSD に対応 - ストレージ– 6 x SATA3 6.0 Gb/s コネクタ、サポート RAID (RAID 0, RAID 1 および RAID 10), NCQ、AHCI およびホットプラグ機能*
– 1 x ハイパー M.2 ソケット (M2_1), M キータイプ 2230/2242/2260/2280 M.2 PCIe モジュール、および、最大 Gen4 x4 (64 Gb/s) (Matisse の場合)、または、最大 Gen3 x4 (32 Gb/s) に対応**
– 1 x M.2 ソケット (M2_2), M Key タイプ 2230/2242/2260/2280/22110 M.2 SATA3 6.0 Gb/s モジュール、および、最大 Gen3 x2 (16 Gb/s) までの M.2 PCIe モジュールに対応***M2_2 と SATA3_5_6 はレーンを共有しています。いずれかが使用されている場合は、他の 1 つは無効になります。
**起動ディスクとして NVMe SSD に対応
ASRock U.2 キット - コネクタ– 1 x SPI TPM ポート
– 1 x 電源 LED とスピーカーヘッダー
– 2 x RGB LED ポート*
– 2 x アドレサブル LED ヘッダー**
– 1 x CPU ファンコネクタ (4 ピン)***
– 1 x CPU/ウォーターポンプファンコネクタ (4 ピン) (スマートファン速度制御)****
– 5 x シャーシ / ウォータポンプファンコネクタ (4 ピン) (スマートファン速度制御)*****
– 1 x 24 ピン ATX 電源 コネクタ (高密度電源コネクタ)
– 1 x 8 ピン 12V 電源 コネクタ (高密度電源コネクタ)
– 1 x 4 ピン 12V 電源 コネクタ (高密度電源コネクタ)
– 1 x フロント音源ポート コネクタ (15μ ゴールドオーディオコネクタ)
– 2 x USB 2.0 ポート (4 USB 2.0 ポート対応) (静電気放電 (ESD) 保護に対応)
– 1 x USB 3.2 Gen1 ポート (2 USB 3.2 Gen1 ポート) (静電気放電 (ESD) 保護に対応)
– 1 x フロントパネル Type C USB 3.2 Gen1 ヘッダー (静電気放電 (ESD) 保護に対応)
– 1 x Dr. Debug (LED 付き)*合計 12V/3A、36W までの LED ストリップに対応
**合計 5V/3A、15W までの LED ストリップに対応
***CPU ファンコネクタは最大 1A (12W) の電力の CPU ファンに対応します。
**** CPU_FAN2/WP_3A は最大 3A (36W) の出力の水冷式クーラーファンに対応します。
*****シャーシ / ウォーターポンプファンは最大 2A (24W) の出力の水冷式クーラーファンに対応します.
CPU_FAN2/WP_3A, CHA_FAN1/WP, CHA_FAN2/WP, CHA_FAN3/WP, CHA_FAN4/WP および CHA_FAN5/WP は、3 ピンまたは 4 ピンファンが使用されているかどうかを自動検出できます。 - 後部出入力ポート– 2 x アンテナ Mounting Points
– 1 x PS/2 マウス/キーボード ポート
– 1 x HDMI ポート
– 1 x DisplayPort 1.4
– 1 x SPDIF 光出力コネクタ ポート
– 1 x USB 3.2 Gen2 Type-A ポート (10 Gb/s) (静電気放電 (ESD) 保護に対応)
– 1 x USB 3.2 Gen2 Type-C ポート (10 Gb/s) (静電気放電 (ESD) 保護に対応)
– 2 x USB 3.2 Gen1 ポート (静電気放電 (ESD) 保護に対応)
– 4 x USB 2.0 ポート (静電気放電 (ESD) 保護に対応)*
– 1 x RJ-45 エリアネットワークポートおよび LED インジケータ (アクティビティ/リンク LED と速度 LED)
– HD オーディオジャック: リアスピーカ / ミドルスピーカ / 低音スピーカ / サウンド入力 / フロントスピーカ / マイクロフォン (ゴールドオーディオジャック)*USB_34 ポートでウルトラ USB パワーに対応します。
USB_34 ポートでは ACPI ウェークアップ機能に対応しません。 - ソフトウェアと UEFIソフトウェア
– ASRock マザーボードユーティリティ (A-Tuning)
– ASRock Dragon 2.5G LAN ソフトウェア
– ASRock Polychrome SYNC*
UEFI
– ASRock フル HD UEFI
– ASRock Instant Flash*これらのユーティリティは APP ショップからダウンロードできます. - 付属ディスク– ドライバ, ツールソフト, アンティウィルス (トライアル), グーグル クローム・ブラウザー & ツールバー
- 付属品– クイックインストールガイド、サポートディスク
– 2 x SATAフラットケーブル
– 3 x M.2 ソケット用ねじ
– 2 x M.2ソケット用スタンドオフ - ハードディスク制御– 温度センシング: CPU, CPU / ウォーターポンプ, シャーシ / ウォーターポンプファン
– ファンタコメータ: CPU, CPU / ウォーターポンプ, シャーシ / ウォーターポンプファン
– 静音ファン (CPU 温度に従ってシャーシファン速度を自動調整): CPU, CPU / ウォーターポンプ, シャーシ / ウォーターポンプファン
– ファンマルチ速度制御: CPU, CPU / ウォーターポンプ, シャーシ / ウォーターポンプファン
– 電圧範囲: +12V, +5V, +3.3V, CPU Vcore, CPU VDDCR_SOC, DRAM, VPPM, CPU VDD 1.8V - 規格– ATX 規格: 12.0-in x 9.6-in, 30.5 cm x 24.4 cm
– 2oz コパー製 PCB - オペレーションシステム– Microsoft® Windows® 10 64-bit
- 認証– FCC, CE
– ErP/EuP ready (ErP/EuP ready の電源供給器と同時使用)
まとめ
上位機種と値段がほとんど変わらずに、設計は1年新しくなっているため、Ryzenで組もうとしている方にはおすすめのマザーボードになるのではないかと思います。
Micro ATXサイズのものもあります
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